今回、慰謝料を請求した側の女性Aさん37歳。請求をされた側の旦那さんは41歳のBさん。どこにでもある一般的な家庭で子供は一人。お子さんは小学生でした。Bさんは一般的なサラリーマンです。Aさんがおかしいと感じはじめたのは数年前から。Bさんが自分の携帯にロックをしていることに気づいたときからです。但し今の時代ですので携帯にロックをかけることくらいは普通のことだとそれほど気にもとめていませんでした。

その後、それまで仕事で遅くなることもなかった夫が、よく仕事を理由に遅くなることが増えてきました。また、これまで出張などほとんどなかった夫が出張にいくなど、家を空けることが多くなり、携帯にロックしていることとどうしても繋げて考え、夫の浮気を疑うようになりました。ただ、夫が遅くまで仕事をしたり、出張で頑張っていたりするのを疑ってしまっているのなら申し訳ないという気持ちもあり、自分の気持ちもはっきりさせる意味も含めて、興信所に調べてもらうことにしました。

結果として、夫が浮気をしていることが発覚しました。報告によると、Bさんと相手女性Cさんとは一緒に食事にいったり、ドライブをしたり、ラブホテルにいったりしているということでした。すべての行動履歴と各画像を入手し、すべての証拠が集まりました。

Aさんは旦那さんとの離婚を考えましたが、お子さんがまだ小学生ということもあり、たいへん悩みました。お父さんがいない子供にしてもいいのか、自分ひとりで子供を育てることができるのか、いろいろと考えた結果、子供のために離婚は回避することにしました。

そこで、Aさんは夫Bさんと浮気相手女性Cさんに対して、慰謝料を請求しました。
まず、最初に行ったことは内容証明郵便です。Aさんは夫のBさんと相手のCさんに対して、それぞれ200万の慰謝料を請求。とはいってもAさんとは今後も婚姻関係を継続する意思がありますので、Aさんへの慰謝料請求は放棄しました。ここで重要になってくるのは、内容証明郵便をするためには、浮気相手の氏名や住所が明確になってなければならないということです。ここもすんなりと分からない場合には興信所で調べてもらう必要があります。また、書類の作成には弁護士、行政書士が行います。

今回のケースではCさんは不貞行為があったことや自分の不徳という部分を素直に認めたので、それ以上の不倫をしたかどうかという議論にはなりませんでしたが、慰謝料については高額すぎて支払えないとの意見でした。相手が事実を素直に認めたことと、深く反省をしているということを考慮し、今回の場合は150万円の慰謝料で決着しました。それでも一括での支払いはできないということで、支払い方法は分割となりました。
このケースでは、相手が事実関係を認めて、支払いに応じたのですが、例えば相手が不倫関係の事実を認めない場合や、婚姻関係にあったことを知らなかったと主張した場合には、その相手の主張を覆すだけの証拠が必要となります。また金額についても相手が応じなかった場合には、互いに弁護士をたてての裁判へと発展していきます。

【まとめ】 実例から分かる浮気発覚から慰謝料請求までの流れをご紹介してきましたが、今回のように相手次第で裁判になるかどうか変わってきます。また、浮気が発覚した際には浮気を辞めさせたいだけなのか、離婚をしたいのか、離婚した後の生活は問題がないのかなどきちんと自分自身の将来についても考える必要があります。