浮気の時効はあります。
ここでいう浮気とは、妻帯者が別の女性と不貞行為をしたという不倫を指します。 ポイントとなるのは、まず不貞行為があったことをいつ知ったかになります。
知ったときから、3年が経過すると時効となります。
つまり、浮気をしている証拠を掴んだが、3年間放置していたら時効です。
また、浮気をしている証拠を相手に突き付けたが相手が反省をしたので許した場合、3年以内なら慰謝料を請求することができますが、3年を過ぎてしまうとそのあとに浮気の話を持ち出しても慰謝料を請求することはできなくなります。

またレアなケースとしてですが、もう1つ時効があります。それは不貞行為が行われてから20年経過した場合です。
つまり、20年以上前の不貞行為については慰謝料を請求することはできないということになります。
言い換えるなら、19年前の不貞行為であったとしても気づいたのが最近であれば、慰謝料を請求できるということです。
19年前に女性と不貞行為があっという事実がでてきたというような場合です。 男性が不倫をしたら、妻にばれないまま時効を迎えるには20年という月日が必要なわけです。

次に今回の10年間浮気されていた場合の慰謝料はいくらかということですが、10年という長い年月裏切り続けられていたわけですから、慰謝料は高くなる傾向があります。
この長いか短いかの度合いについては様々な判例がありますが、だいたいの目安としては半年以上継続している場合は、比較的長い期間と判断されています。 また、その10年という期間でどの程度不貞行為があったのかという頻度や回数によっても金額は変わってくる可能性があります。
もちろん、頻度や回数が多ければ多いほど、裏切った頻度や回数が多いということになりますから、慰謝料の金額については高くなっていきます。
一般的な不倫による慰謝料請求についてはだいたい100万円から300万円の間に収まることが多いのですが、今回のように不貞行為が長期間にわたった場合には、200万円から500万円の間に収まることが予想されます。

ただし、前述した時効には注意が必要です。この10年間の不倫関係のことをいつから知っていたのかです。
これが5年以上前から知っていたということになると、時効が成立してしまう可能性があります。
また、あくまで不倫が原因で慰謝料を請求する場合には、不倫が原因で婚姻関係が破綻に追い込まれたということに対する慰謝料です。
ですので、不倫をする前から夫婦関係が破綻の状態にあったということになれば、そもそも不倫によって壊れるもの自体が無かったということになり、慰謝料が請求できなくなる場合もあります。

このように、一言に不倫、慰謝料というお話をしてもその金額を決定するには様々な要素が複雑に介入してきます。
夫の不倫や離婚、慰謝料というようなことを考えるのであれば、かなりの時間と労力が必要になってきます。
また裁判になることも見越して、証拠集めなども重要です。実際にことを起こす場合には、必ず専門家からのアドバイスを受けて、冷静に対処することが問題解決の近道となります。