母子家庭 生活保護費 児童扶養手当の金額と受給条件の現状

母子家庭の生活保護費から児童扶養手当は引かれる

母子家庭が生活保護を受ける際、児童扶養手当がどのように扱われるかについて詳しく解説します。
生活保護と児童扶養手当の関係
生活保護と児童扶養手当は、どちらも経済的に困窮している家庭を支援するための制度ですが、それぞれの目的や法律が異なります。生活保護は、国民が最低限の生活を営む権利を保障するためのものであり、生活の保障と就労による自立支援を目的としています。一方、児童扶養手当は、母子(父子)家庭の生活の安定と自立を援助し、児童福祉の増進を目的としています。
生活保護費から児童扶養手当は引かれる
生活保護を受けている母子家庭でも、児童扶養手当を受け取ることができます。しかし、児童扶養手当は収入とみなされ、その分生活保護の受給金額から差し引かれます。具体的には、生活保護で給付される保護費は、最低生活費から収入を引き、足りない分を支払うという仕組みになっています。そのため、児童扶養手当を受給しながら生活保護を受ける場合、受給できる保護費は児童扶養手当を引いた金額になります。
例えば、毎月の保護費が15万円で、児童扶養手当が4万円だとすると、実際に受給できる保護費は11万円になります。このように、手元に来る金額は変わりませんが、支給される先が異なるだけです。
生活保護と児童扶養手当の受給条件
生活保護の受給条件は以下の通りです:

  • 資産がない
  • 働くことができない
  • 他の制度を受けても生活が苦しい
  • 扶養者からの援助を受けられない

一方、児童扶養手当の受給条件は以下の通りです:

  • ひとり親で子供が18歳未満であること
  • 所得が一定の金額を下回ること

これらの条件を満たすことで、母子家庭でも生活保護と児童扶養手当を同時に受けることが可能です。
生活保護と児童扶養手当の支給内容
生活保護では、生活扶助のほかに以下のような扶助が受けられます:

  • 住宅扶助
  • 教育扶助
  • 生業扶助
  • 医療扶助
  • 介護扶助
  • 葬祭扶助
  • 出産扶助

これらの扶助により、衣食住が保障されます。金額は家族の人数や年齢などで変わります。
一方、児童扶養手当は子供の人数と所得で変わります。例えば、子供1人の場合の月額は以下の通りです:

  • 全部支給:43,070円
  • 一部支給:43,060円~10,160円

加算額もあり、児童3人目以降1人につき、全部支給で6,100円、一部支給で6,090円~3,050円となります。
まとめ
母子家庭が生活保護を受ける際、児童扶養手当は収入とみなされ、その分生活保護の受給金額から差し引かれます。しかし、生活保護と児童扶養手当は別々の自立支援プログラムであり、条件を満たせば両方を受給することが可能です。これにより、経済的な安定を図ることができます。
詳細な情報や具体的な計算方法については、厚生労働省の公式サイトや各市区町村の担当窓口にて確認することをお勧めします。
参考リンク: