中絶の慰謝料相場を知る 妊娠中絶の費用と請求方法

中絶で請求できる慰謝料相場

中絶に関する慰謝料請求は、ケースによって大きく異なります。以下に、具体的なケースとその相場について詳しく解説します。

慰謝料の相場

中絶による慰謝料の相場は、一般的に50万円から300万円程度とされていますが、具体的な金額はケースバイケースで異なります。

ケース別の慰謝料相場

婚約していない男女間の場合

  • 婚約していない男女間での中絶の場合、慰謝料の相場は100万円以内に収まることが多いです。

婚約している男女間の場合

  • 婚約している場合、婚約破棄が伴うと慰謝料は100万~300万円程度になることがあります。

強姦や暴行による中絶の場合

  • 強姦や暴行による中絶の場合、慰謝料は200万円から1000万円と高額になる傾向があります。

内縁関係や既婚者との関係の場合

  • 内縁関係や既婚者との関係で中絶が発生した場合、慰謝料が高くなる可能性があります。

慰謝料請求のポイント

話し合いで決まった内容は公正証書にする

  • 示談が成立した場合、その内容を公正証書にしておくことが重要です。これにより、相手が支払いを怠った場合でも給与や預貯金の差し押さえが容易になります。

強制や強要があった場合

  • 無理やり性交渉を強要されたり、レイプされた結果として妊娠した場合、相手に慰謝料を請求できます。このような行為は違法とみなされるためです。

相手が既婚者だった場合

  • 結婚を前提に交際していたが、実は相手が既婚者だったことが判明し中絶せざるを得なかった場合、慰謝料請求が可能です。

慰謝料請求を弁護士に依頼する費用

慰謝料請求を弁護士に依頼する場合の費用は以下の通りです。

項目 費用の相場
相談料 無料~1万円
着手金(示談交渉・民事調停・民事訴訟) 10万~30万円
報酬金 受け取った金額の15%前後

具体的な事例

ある事例では、交際相手が妊娠を望まず、中絶費用の負担はするが出産しても責任は取らないと述べたケースがありました。このような言動は不法行為とみなされ、慰謝料請求が認められました。

まとめ

中絶による慰謝料請求は、ケースによって大きく異なります。強姦や暴行、既婚者との関係など、特定の背景がある場合には高額な慰謝料が認められることがあります。慰謝料請求を考えている場合は、弁護士に相談することをおすすめします。